時には思い込んでみる
「思考は現実化する」
これはナポレオン・ヒルの有名な書籍のタイトルですが、
思い込みって最強なんじゃないかなぁと思っています。
これは特にYOGAの哲学でダイレクトに言われていることではないですが、
すごくYOGA的だなぁと感じることです。
ヨガのいろんな教えは、全て私たちが豊かに過ごすための教えなので、
実は、そんなに目新しくはありません。
ほとんどのものは、お釈迦様の教えとか昔からの言い伝えとか、
しつけとして先生や親から言われてきたであろう、誰でもよく知ってるものばっかり。
でもたぶん、そういうことに限って
「そりゃいいことはわかってる。その通りだと思う。ただそれができたら苦労しないよ。できないから困ってるんだよ」って思いますよね。
私自身、そう思うこともたくさんあります。
でも、そういうときこそ、思い込みなんです。
以前、仕事でポジティブシンキングに関する内容を扱っているとき、
その本で強調していたのは
「ポジティブシンキングは性格や生まれもった素質ではありません。
多少の差は、個人差はあるでしょう。
でもポジティブに考えられるのは単なる思考の癖。
トレーニングすれば、だれでもできるようになるんです」ということ。
考え方をちょっと変えてみるとか、いいと言われる教えを実践できるようになるには、
ただただ自分に刷り込んで、思い込むのが一番いいことなんではないかと思ってます。
表現はあまりよくはないけれど、自分のなかで刷り込んで刷り込んで、
いつも目にしていたり気にしたりしてると、だんだんとそれが自分のものになっていく。
自分の考えではなかったものが、自分の思考に変えていくことができる。
だから思い込むことって、時にすごく大事なことなんじゃないでしょうか?
それは私自身が、数年間、細いけれどずっと継続してレッスン開催してきたことで、
いつの間にか、ヨガ哲学がしみ込んできたなぁと思えているからです。
こうだったらいいな、こういうのがいいんだろうなと、
何気なく見ていたものの積み重ねが自分の本当の思考になってきて、
以前と比べると、ずいぶんコントロールできるようになったなと思うんです。
ふっとマイナスなことや落ち込みそうなことがあっても、
強引に別のことに視点を変えやすくなったかなという実感があります。
自分の思考パターンや性格的に考え込んでしまうことを変えるのは
そう簡単ではないです。
でも、「こういう考えもいいな」「こう考えられたらいいだろうな」というものは
日々たくさん読んで、見て、触れてみてください。
そういう小さいことが、いつのまにか自分の中の思考のストックになって、
「気づいたら、前よりいい考え方ができるようになってる!」って
感じる日が来てくれるはずです。
自分にとって″都合のいい思い込み”、ぜひ日頃から意識してみてください。
▲桜をみたら「もう春だ!」と思えるのと同じように…@My home town
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